令和5年度成長型中小企業等研究開発支援事業(通称「Go-Tech事業」)について、当財団が事業管理機関となり、経済産業省に提案していたところ、9月4日(月)、同省より採択されました。
■研究開発計画名
女性の不調を未病段階で検査し健康改善プランをレコメンドする検査サービスの開発
■計画の概要
株式会社ヘルスケアシステムズは名古屋大学発ベンチャーとして起業し、生活習慣に対する気づきを提供することを目的として、未病領域に特化した健康に関する検査を数多く展開してきた。尿や唾液など痛みの伴わない検体を用いて、自宅から簡単に受けることのできる郵送検査サービス事業を行っており、現状年間13万件の検査実績(累積65万件)を有している。
さて、社会の動向や国の施策において、女性が活躍できる社会の実現が強く求められている。これら背景から女性の健康管理に関する関心が高まっており、病気になる前の未病段階での健康維持を如何に確保するかが課題となってきている。一方で、こうした社会的ニーズに対して、特に未病段階に対応した女性向け検査サービスは開発途上であり、利用できるサービスが限られている。また当社を含め既存の未病検査サービスにおいては、その検査結果は単に検査値のみの通知であるため、自身の健康状態を総合的に知ることができず、さらにどのように対応してよいか分からないといった問題があった。そのため1回の検査により総合的に健康状態が分かり、健康改善プランの提案を受けることで具体的な対処・対応を知ることのできるサービスが望まれていた。
そこで本事業では、尿中成分の分析技術とAI解析技術を組み合わせた先端技術を開発し、検出した主要マーカーとユーザー情報より健康改善プランを提案し、未病段階での女性の健康状態を総合的に評価・レコメンド(recommend)するサービスを開発する。それにより女性の健康課題をテクノロジーで解決するサービスであるフェムテック市場へ参入する。
■主たる技術 サービス
■主たる研究機関 株式会社ヘルスケアシステムズ
■従たる研究機関 あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センター
詳しくは、中部経済産業局のホームページをご覧ください。