令和3年度 炭素繊維応用技術研究会
炭素繊維複合材料(CFRP)は、金属等の競合材料と比較して圧倒的な軽量化が実現できるため、自動車をはじめとする幅広い産業分野での需要が増加しています。CFRP技術は地域の中小ものづくり企業から大いに注目されています。 本年度の炭素繊維応用技術研究会は全3回の予定で開催します。今年度の講演会については、会場とオンラインのどちらで参加いただいても結構です。(新型コロナウィルス感染状況によってはオンライン開催のみとさせていただきます) なお、講師の承諾が得らたものについて、研究会開催後オンデマンド配信を行いますので、当日不参加の場合でも視聴可能です。
【第1回開催概要】
日時: 令和3年9月15日(水) 13:30~16:30
場所: オンライン(Zoom)開催
主催: (公財)科学技術交流財団
協力: 愛知工研協会
内容: ◆開会等(13:30~13:35)
◆講演Ⅰ(13:35~14:45)
「JEC/SAMPE等のニュースに見る欧米の複合材料技術の開発の動向について」(会場にて講演)
講師 (公財)科学技術交流財団 研究開発支援アドバイザー(元 大同大学教授) 平 博仁 氏
コロナ禍の中でも、各地では複合材料技術開発および適用は進捗している。本講演では欧米の複合 材料機関のニュースから最近の動向、特にキーワードとしてよく表れだした3Dプリントやマルチ マテリアル技術の動向、そしてコロナ禍の影響をあまり受けずに活性化している建設関連の複合材 料技術の動向を中心に紹介する。
<休憩(14:45~15:00)>
◆講演Ⅱ(15:00~16:10)
「炭素繊維の低コスト化の動向と今後の展開」(会場にて講演)
講師 名古屋大学 大学院工学研究科化学システム工学専攻 助教 入澤 寿平 氏
炭素繊維の自動車用途への展開が進められる中で、そのコストの課題は依然として越えられない障 壁となっている。その背景の中で、世界各国で低コスト炭素繊維開発への挑戦が活発化している。 本講演では、世界各国での動向を紹介するとともに、国内で行われている研究開発の今後の方向性 についても紹介する。
◆講師へのコンタクト(16:10~16:30)
講師との意見交換や技術相談などを進めたい方は、その内容と氏名、所属、メールアドレスをコン タクト用紙に記入してください。事務局がまとめて、講師にお渡しします。コンタクト用紙はメー ルに添付して事前に送付します。(会場では、名刺交換も実施)
定員: 90名
申込: 申し込み、詳細についてはパンフレットをご覧ください。 (※募集は締め切りました。)