新規事業・スタートアップの成功のためには、潜在・初期マーケティングが非常に重要です。新事業や新製品の開発テーマの選定にあたっては、技術者のマーケット対応能力によって成否が左右され、技術者自身が未来製品に対する具体的な顧客ニーズ(ベネフィット)をいかに技術仕様として詰めていけるかが、事業化につながる最大のポイントとなってきます。本研修では、近年体系化が可能となったMOTマーケティングを中心に紹介し、座学に加え、自らが抱えている課題(テーマ)をもとに演習を行うとともに、グループ討議を踏まえることで、今までとは異なる視点から課題解決に向けての糸口を学びました。
<開催日> 2023年11月21日(火)、22日(水)
<会場> ウインクあいち15階 科学技術交流財団 研究交流センター
<主催> 技術経営(MOT)研修実行委員会(公益財団法人科学技術交流財団、公益財団法人名古屋産業科学研究所、公益財団法人名古屋産業振興公社)
<講師> 株式会社テクノ・インテグレーション代表取締役 出川通氏
<内容>
Ⅰ はじめに:マーケティングのためのMOT基礎知識
Ⅱ 実践MOTマーケティング① <マーケットの区分けとしてのライフサイクルとキャズム超え>
【演習&グループ議論・発表① キャズム理論】
Ⅲ 実践MOTマーケティング② <顧客と対話して隠れたニーズを探りベネフィット展開へ>
【演習&グループ議論・発表② ベネフィット理論】
Ⅳ 実践MOTマーケティング③ <見えないマーケットの推定と定量化でのフェルミ推定の活用>
【演習&グループ議論・発表③ フェルミ推定】
Ⅴ おわりに:研究開発・新事業のためのMOTマーケティング
【総合討議】
<参加者数> 13名
○参加者の声
・先生のお話が大変面白く、ためになった。
・1テーマについて時間をかけてじっくり考えることができて理解が深まった。
・異業種の方との交流は良い刺激をもらった。
※ 参加者募集の詳細は、パンフレットをご覧ください。